完全予約制・鍼灸マッサージ

カンキョウドウ

 

更年期障害2

症状改善コースの流れと一緒にお読みください。

更年期の症例2(50代 女性)

問診内容

原因不明の発疹が顔に出て化粧水が沁みるようになる。
近所の皮膚科に受診しても治らず、スキンケアクリニックに受診したら、更年期障害によりホルモンバランスが崩れている影響と診断を受けて、漢方を処方されたが治らない。

鑑別診断と患者さんに対する説明

漢方は本来、舌診・脈診などの総合情報に基づき、全身の調整をする目的で処方されるものです。しかし、病院で処方される漢方は、対処療法的に出されるケースが多いようです。
発疹とは、いわば毒素を体外から排出する反応の一つでもあるので、薬で無理に反応を止めようとすると、逆効果になるケースもあります。
体調自体を向上させて、毒素を出し切る方向性で考えた方が良いと思われます。
(参考リンク:当サロンの更年期に対する取り組み

施術と経過

その方の全身の歪みのポイントとなるコリを摘出した後、副交感神経優位に誘導する施術を行なうことによって筋肉を弛緩させたり、また、その際の呼吸を味わっていただきながら、施術後のコリの変化を確認していただく。
歪みの修正の度合いを、コリの変化を通して確認していただくことを、週1回のペースで5回行う。
回数を重ねるごとに発疹が薄くなっていき、5回で完治。
副産物として、普段仰向けで寝ると腰が痛かったのが、仰向けになっても痛くなくなる。
また、美容院から前より肩が柔らかくなったと指摘され、以降、メンテナンス目的で通所していただくようになる。

考察

筋肉の緊張を取る方法は、直接的にマッサージをする方法の他に、交感神経が優位になってしまうと、反射的に筋肉が緊張しますので、副交感神経を優位にする施術によって、全身的に筋肉を弛緩させる方法があります。
この方の場合には、更年期障害によるホルモンバランスの変調も考えられたため、自律神経系に働きかける後者を選択しました。
筋弛緩に伴い骨格の歪みが修正されて、全身状態が向上したことに伴い、発疹と肩こりと腰痛が、まとめて改善した症例となります。
(理論的な背景につきましては、 観響道について をご参照ください)

後日メールアンケート

Q .何故試してみようと思われましたか?
皮膚科を2ヶ所受診して、変化が見られなかった為。
Q .5回で湿疹が改善しましたが、食事や化粧品を変えたなど、私の施術以外の要因はありましたか?
いいえ。
Q .もし、私のところがなかったら、どこに相談されたと思いますか?
ホルモンバランスの乱れかと思ったので婦人科に受診しようと思います。
Q .施術を始めてから、他人から何か指摘されたことはありましたか?
湿疹が施術後に一時的に酷くなった時を見ていた人には無くなったとは言われました。
あと、美容院の人から、前より肩が柔らかくなったと言われました。
Q .それ以外で改善した点がありましたら教えてください。
以前は、仰向けになると腰が痛くて、横向きにしかなれなかったのが、仰向けになっても腰が痛くなくなりました。
Q .私の前にお世話になっていた治療院と、私との違いについて教えて下さい。
主にマッサージとハリの後に整体をして頂いていました。
其処との違いはたまにしか行っていないという事もありますが、こちらの様に施術前に足湯も無かったですしカウンセリングすることも無かったです。
自律神経のはたらきについてレクチャーされる事も無かったです。
こちらで深呼吸して身体が温かくなるという事を実感しました。自己免疫力が高められたのではと思います。
Q.目処がついた後も、長い期間通所してくださった理由をお聞かせください。
習慣にいつの間にかなっていたからではないかと思います。
Q.ご主人をご紹介していただきました。整形外科などの選択肢もあったかと思いますが、私のところを強くオススメしていただいた理由をおきかせください。
主人が医者嫌いであった事と、私の改善した事を知っていたからです。
Q.ご主人の件で、もし、私のところがなければ、どのように対処されていたと思いますか?
我慢するだけ我慢して、結局は整形外科や接骨院に行ったのではないかと思います。
Q .その他、これ以外でありましたら何でもお願いします。
自分で首を回した時にさび付いている様な感覚を実感しました。
施術を受けた後からマスコミでも自律神経についてクローズアップされるようになりましたね。

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