症状改善コースの流れと一緒にお読みください。
更年期の症例1(40代 女性)
※美容系の感想は、症例下のインタビューにあります(参考リンク:美容鍼について)
問診内容
肩こり、首コリ、腰痛、生理痛、貧血、立ちくらみ、だるい、何かスッキリしない。全身疲労。生理の時は、足をつくだけでも痛いレベル。漢方の病院へは2年以上も通院し、整体は色々なところへ通っているが全然治らない。
20代の頃美容師で、類似の症状は、その時からある。
20代後半に子宮筋腫。ブランク後、現在、また美容師に復帰している。
鑑別診断
全身を触診すると、線維化しかけているスジばったコリが多い。
線維化とは、筋肉の長期的な硬化に伴う栄養・酸素不足に伴い、筋肉が筋肉としての機能を失っていく状態です。
美容師の方は、長時間の立ち仕事の上、カットするときなど不安定な体勢も多いため、やはり、20代の時からの、美容師の仕事の影響が大きいのではないかと考えられます。
患者さんに対する説明
全ての症状の原因は、20代からの長期的な筋肉の硬化によるものなので、継続的な施術によって、筋肉の硬化を解消して行きます。
施術
最初の三ヶ月は、毎週とにかく全身のコリをしらみつぶしに治療していく。三ヶ月後、全ての症状が落ち着き、月二回の頻度でも維持できるようになる。
半年後、長年の生理痛が完全に治る(生理痛の原因=腰椎・骨盤周囲筋の硬化だったため)。
貧血や立ちくらみなどもなくなり、おそらく血液の数値も改善しているとのこと。
以降は、疲労が溜まったタイミングで、月1回ほどのメンテナンス。
考察
経験上、肩コリなら肩コリ、腰痛なら腰痛、生理痛なら生理痛と分けて行うと、逆に、他の自覚症状を強く感じてしまうケースも多いです。
このように、半年スパンで、全身の筋肉を柔らかくしていくと、主訴以外の付随した症状も関連してなくなり再発しにくくなってくるので、時間はかかりますが、費用対効果としては、一番確実な方法ではないかと考えます。(逆に肩こりや腰痛のみを器用に治すほうが、難しいのではないかと思われます)
後日インタビュー
Q.最初の来所動機についてお聞かせください。
漢方の病院へ2年以上通院したり、整体は色々なところへ行っても改善しなかったためです。全身疲労をなくしたくてお伺いしました。
Q.当サロンの治療が続いた理由はなぜですか。
体質が変わっていく感じがあったから。他の整体は、最初は良くなるような感じがしますが、以降は、それ以上通っても良くならないので、長く続きませんでした。
Q.効果が実感されてきたのは、何回目くらいからですか。
10回目から。10回以上通わないとわからないと思う。
Q.何故、効果が実感できるまで続けることができたのですか。
彼から肩を揉まれた時に、以前より柔らかくなったと不思議がられたり、顔のむくみが取れて小顔になったと言われました。
あと、前の整体師さんから姿勢が変わったと言われました。
Q.全然期待していなかったのに、得られた効果などあれば教えてください。
エステに、13年間月3回ペースで通っても、得られない効果がありました。
エステには、シミ、シワ、肌色が明るく化粧ノリが良くなることを期待しますが、治療院で、頬のシミが消えて、顔のたるみ、目のクマ、はり肌の明るさまで改善されるとは思いませんでした。(参考リンク:美容鍼について)
あと、たくさん食べても太らなくなり、美容院のお客様からも、スタイルがいいけど何をやっているか、よく聞かれます。
Q.エステや整体など、いろいろな所へ通われていたようですが、当サロンならではの特徴などありましたらお聞かせください。
足湯があるのと、広い施術スペースを、ひとりで独占できるのもポイント高いと思います。
他の所に通わなくなった理由は、プライベートの相談も、全部他のお客様に筒抜けになってしまったこともあったからです。
あと、院長が良かったからリピートしようと思ったのに、他の施術者を当てられて不満足だと、同じ料金なのに損した気分になります。逆に、最初の担当の人より、他の人の方が上手だったので、その人に変えてもらおうと思ってお店に言って気まずくなったこともありましたが、ここでは、その心配はありません。
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インタビュー、ありがとうございました。