完全予約制・鍼灸マッサージ

カンキョウドウ

 

股関節手術後

症状改善コースの流れと一緒にお読みください。

股関節手術後の歩行困難(60代 女性)

問診

右股関節手術後、執刀医から、歩かないと筋力が衰えて再発すると悪いので、たくさん歩くようにと言われる。
しかし、左踵などが痛くてなかなかままならず、具体的な歩行指導などはない。
手術後、無理に歩いた影響からかリンパ浮腫も発症している。

鑑別診断と患者さんに対する説明

マッサージによって浮腫の軽減や、歩きやすさなど出てくると思いますが、歩き方そのものを変えないと、再手術のリスクも増えます。
適切な歩き方に変えることによって、筋肉の負担減、活動量増、浮腫軽減などの効果が見込めるので、マッサージと歩行指導を併用した方が良いと思います。

施術

最初は、マッサージで筋肉の疲労を取ることに専念して、3〜4回目位から歩行指導を少しずつ行なっていく。以降、マッサージで筋肉の状態を解説しながら、本人に、歩行練習の取得度合いをフィードバック。

経過

頻度は、最初の一ヶ月は毎週。次月以降、月2回、月3回、月3回の四ヶ月間。
三ヶ月目くらいから、長距離を歩いても平気なようになる。
四ヶ月目で、歩き方も習得して筋肉の負担もなくなってきたことをお互いに確認し、施術終了の運びとなりました。

考察

もう少し、年齢や重度が高いと、保険で訪問マッサージの適応になるケースもありますが、自費だと、長期加療が難しいため、今回は、歩行指導と併用する形を取りました。

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