症状改善コースの流れと一緒にお読みください。
長年の金属疲労に伴う複合症状(70代 女性)
問診
出産時に骨盤がズレてしまった影響からか、その時からの慢性腰痛。腰を常にかばっていた影響より、左膝痛も発症。
整形外科に相談するも、ただ加齢だからと言われ、薬と電気のみだったため、その後通院せず。
ご主人の仕事のサポートのため、これ以上悪化させるわけにいかないので、当施術所に10年間メンテナンス加療。
メンテナンス期間中に、別々に、右中指のバネ指と、夜間も止まらない原因不明の咳を発症。
バネ指は、レントゲン所見がほしかったため整形外科への受診を勧める。
結果は、中指に異常は無いが、親指に異常があると言われ手術を勧められる。
咳は、総合病院に受診するも、異常なしと言われる。
患者さんに対する説明
・腰…腰椎が捻れながら後方突出するような負荷がかかった形跡があり、そのまま固まってしまっている。
・左膝…軟骨がすり減り、関節がルーズになっている。
・バネ指…親指側の手根骨が内側に入り込んでいる影響で中指の腱鞘を圧迫している。
・咳…強い咳の影響で、背骨がズレ自律神経に影響が出た可能性がある。
施術
・腰…継続的に周辺の筋肉を柔らかくして現状復帰
・膝…磨り減った軟骨は復元しないので、関連の筋肉の状態を良くすることでカバー
・バネ指…ズレた手根骨を、元通りの位置に戻す
・咳…鍼で胸椎周囲の軟部組織の緊張を取った後、元の位置に戻す
経過
・腰…現在、ほとんど痛みなく日常生活を送れる
・膝…時々膝が外れてしまうので、施術で元に戻して、サポーターで固定しながら維持
・バネ指…3〜4回の加療で治る
・咳…4日連続で上記の施術を行い、咳が止まる。