症状改善コースの流れと一緒にお読みください。
背部痛、肩の痛み、腕の痺れ、猫背の症例(50代 男性)
問診内容
年末に背中・肩の痛みが強くなり腕に痺れあり。
明らかに辛さが表情に出ているレベルだったので、周囲の勧めにより来所。
鑑別診断と患者さんに対する説明
腕の痺れは、頚椎が原因と考えがちですが、胸椎(背骨)の動きが悪くなると頚椎にも負荷がかかりやすくなるので、腕の痺れの原因になります。
この方の場合は、骨には異常が無いので、患部周辺の筋肉の緊張をとって、猫背を改善する動作を指導すれば治ります。
施術と経過
初回は、まず全身の筋肉の緊張を抜いて、3回目くらいから、少しずつ猫背を改善する動作指導を加えていく。
最初の三ヶ月は毎週、翌月は月2回。その翌月症状が快癒したので施術終了。
考察
何故、患部である肩・背中だけを行わないかというと、猫背の原因が、普段の立ち方などどの関連性もあるためです。
少し時間はかかってしまいますが、本症例のように全身をくまなくマッサージして緊張を抜き、適切な動作を行うように指導すると、今後、再発しにくくなります。