完全予約制・鍼灸マッサージ

カンキョウドウ

 

足首由来の肩コリ、頭痛

症状改善コースの流れと一緒にお読みください。

足首のズレと諸症状の症例(20代 女性)

問診

首、肩が凝る、痛い。ひどいときには頭痛がある。腰も痛い。生理不順。
他店でマッサージを受けても、余計に痛くなるだけ。

鑑別診断と患者さんに対する説明

足首と股関節の位置が明らかにおかしくかったので聞きました。
しかし、本人に聞いてみても、何分子供の頃の話なので、明確な回答を得られません。
オムツの不適合や、骨格がまだしっかり固まっていない幼少期に、ネンザなどを放置して、足首の位置が変わったままの状態で成長してしまうと、接地面の狂いに伴い、常に上体でバランスを補正しなければならなくなるので、筋肉の疲労が進み姿勢が悪くなっていきます。
この要因を無視して、患部を触っても痛くなるだけなので、足首の調整から行うと説明しました。

施術と経過

初回、足首に関連する筋肉のコリを取り、足部の調整のみを行う。
本人は、大変痛がるが、2〜3回と加療を続けていく内に痛みが減っていき、痛みが減った度合いと、首痛・肩痛が減った度合いをフィードバックしてもらう。
4回目は、足首周囲の筋肉を揉んでも、ほぼ痛みなく首も調子が良いそう。
念の為、5回目の来所を勧めるが、治ったと本人から連絡があり4回で施術終了。
生理不順などの詳細につきましては、確認が取れない状態で終了になりましたが、後日、紹介してくれた方によると、こちらにくる前は、常に首を痛がっていたのに、その後は、首を痛がらなくなったというお話でした。

考察

凝っているとこを揉んでもらうと、単純に気持ちが良いと考えがちですが、本症例のように、筋肉のコリ方によっては、感覚過敏となってしまい、患部への施術が通用しない例も結構あります。(10〜30歳の筋力が少ない女性に多い)
40代〜50代の方で、発症してから20〜30年が経過している場合だと、軽く見積もっても半年以上の加療期間は必須となってしまいますが、この方のように、まだ20代だと、発症年数が浅いので、本症例のように簡単に治ります。

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