症状改善コースの流れと一緒にお読みください。
喘息・猫背の症例(60代 男性)
問診内容
もともと咳が弱く、小児喘息と言われる。専門病院では、気管支喘息と言われたこともある。
その後、症状の出方に軽重があり、仕事の責任が増え出した40歳を前にした頃から猫背が気になりだす。
無理やり猫背を正そうと試みるも、長続きせずに、逆にどんどん姿勢が悪くなってくる。
定年後、妻に先立たれたことをきっかけにストレスが増え、咳き込みが益々増えていき、これから独居生活が営めるかどうか不安。
鑑別診断と患者さんに対する説明
今までの経緯と、症状の出方に軽重あり、の情報より、ストレス=猫背=咳き込みの相関性があることが伺えます。
ストレスコントロールと、猫背の改善により、症状がおさまることが予想されます。
施術と経過
以下、三ヶ月間毎週施術を行う
一ヶ月目…猫背の負担を軽減する全身マッサージ。この時点で咳は改善する。
二ヶ月〜三ヶ月…猫背を改善する動作指導とマッサージを併用して行う
効果を実感していただき、以降、定期メンテナンスに通っていただくようになる。
患者様本人からの後日談
人間は、ストレスが高くなると、身体の弱い部分にしわ寄せがきて、それが、咳き込みがひどくなることと、姿勢の悪さが関係していることがよくわかりました。
歩き方から始まって、力を抜いての「レッスン」と、コリをほぐすマッサージとの併用による変化は、お金には変えられないものとなりました。後、資料を渡されての「講義」などもあります。
現役時代であれば、正直面倒だと思ったはずですが、70歳を前にして体力が徐々に衰えていく中、独自の運動法による「力を抜く」ことの大切さと難しさを体感していく中で、内科医から処方してもらっていた喘息のための薬は、だんだん縁遠くなりました。