症例(改善事例)
【症例:更年期の複合症状】皮膚科を転々としても晴れない「お顔の過敏症状」。全身状態の向上による健やかな日常への転換(50代・女性)
「顔が赤くなって、化粧水すら沁みてしまう……」。皮膚科を転々としても、なかなか変化が見られないお肌の過敏な状態。その裏側には、更年期特有の繊細な体調の乱れと、限界を迎えたお身体の「サイン」が潜んでいました。
敏感になっているデリケートな部位には一切触れず、身体の土台から「循環の滞り」を整えたとき、肌は本来の健やかさを取り戻し、長年の腰痛までもが同時に和らいでいきました。これは、身体が本来備えている「調整システム」を回復させた、臨床の記録です。
※本改善例は、患者様の諸条件が合致したことで早期に良好な変化が現れた一例であり、一律に効果を保証するものではありません。
施術期間/周期
施術期間: 1 ヶ月(計 5 回)
施術周期: 週 1 回(その後、定期メンテナンスへ移行)
1. 問診:スキンケアすら沁みる「皮膚科で解決できない肌の赤み」
50代女性。顔全体に広がった肌の赤みや過敏な状態に悩み、来院されました。
皮膚科を複数受診し「更年期に伴うホルモンバランスの変調」の観点から漢方などを処方されるも、本質的な解決には至らず、化粧水すら沁みて使えないという切実な状態にありました。 そんな不調を抱える日々の中、行きつけのバーのマスターからのご紹介をきっかけに、当院の門を叩かれました。
2. 原因の識別:肌の過敏状態は「体内循環の停滞」のシグナル
「単なる皮膚表面の問題ではなく、身体内部の循環が滞っているのではないか」
触診の結果、全身の筋緊張が非常に強く、自律神経が常に「交感神経優位(過緊張モード)」で固定されていると推測しました。
当院では、この肌のトラブルを局所の問題ではなく、自律神経の変調に伴う微細な循環不全と解釈します。この過緊張によって本来の体内循環ルートが機能せず、末端組織である皮膚へ物理的・代謝的な負荷が集中している状態において、局所を一時的に鎮めるのではなく、身体が本来の循環・排泄機能を正常に発揮できる「環境」へと導くアプローチを選択しました。
3. 施術方針:全身の筋緊張緩和による体内環境の適正化
調整期(週 1 回・計 5 回):
全身の歪みの原因となる過緊張を改善し、呼吸と連動させながら自律神経の通路である背骨の負荷を軽減。副交感神経を優位に導く目的の施術を実施。
結果:
施術を重ねるごとに肌の赤みが引き、5 回目の段階でお肌の状態は大幅に安定しました。食事や化粧品は一切に変えずに、純粋に身体内部の環境変化による改善結果といえます。副産物として、長年悩んでいた仰向け時の腰痛も緩和。さらに美容院では「肩の前より柔かくなっている」と指摘されるなど、全身のコンディションが大幅に向上しました。
後日、患者様へのアンケート
何故試してみようと思われましたか?
行きつけのバーのマスターの紹介。皮膚科を 2 ヶ所受診して、変化が見られなかった為。
もし、私のところがなかったら、どこに相談されたと思いますか?
ホルモンバランスの乱れかと思ったので婦人科に受診しようと思います。
施術を始めてから、他人から何か指摘されたことはありましたか?
肌の赤みが一番酷くなった時を見ていた人から落ち着いたと言われました。あと、美容院の人から、前より肩が柔らかくなったと言われました。
それ以外で改善した点がありましたら教えてください
以前は、仰向けになると腰が痛くて、横向きにしかなれなかったのが、仰向けになっても腰が痛くなくなりました。
私の前にお世話になっていた治療院と、私との違いについて教えて下さい。
主にマッサージとハリの後に整体をして頂いていました。其処との違いはたまにしか行っていないという事もありますが、こちらの様に施術前に足湯も無かったですしカウンセリングすること無かったです。自律神経のはたらきについてレクチャーされる事も無かったです。こちらで深呼吸して身体が温かくなるという事を実感しました。身体本来の治癒力が高められたのではと思います。
目処がついた後も、長い期間通所してくださった理由をお聞かせください。
習慣にいつの間にかなっていたからではないかと思います。
その他、これ以外でありましたら何でもお願いします。
自分で首を回した時にさび付いている様な感覚を実感しました。施術を受けた後からマスコミでも自律神経についてクローズアップされるようになりましたね。
考察(院長コメント)
皮膚のコンディションは「身体構造の乱れ」の鏡
交感神経が過剰に優位になると、筋肉は反射的に硬化し、皮膚組織の微細な血流も低下します。本症例では過敏な患部には触れず、全身の筋弛緩と骨格の調整を連動させました。
その結果、身体本来の治癒力(ホメオスタシス)が取り戻され、肌だけでなく、肩こりや腰痛も同時に解消されたのではないかと考えられます。これは、身体をリマスタリングしたことで、システム全体が最適化されたことを裏付ける結果である言えます。
