
頭痛は、脳・神経そのものの原因と、頭周囲、すなわち首や肩の持続的な筋緊張により神経圧迫と虚血状態になることによって起こる頭痛に大別されます。マッサージ・はり灸・整体の適応は、この“筋緊張性頭痛”になりますが、神経炎性の頭痛などは、これらの施術行為による血流向上により頭痛が増悪するケースもあるので鑑別が必要です。
筋緊張性頭痛の原因
原因1.ストレス
ストレスによって頭周辺の筋肉が持続的に緊張し、神経圧迫と虚血に伴い頭痛に移行するケースがあります。
原因2.頭周辺の首・肩・腕の筋肉疲労
重い荷物を持つ仕事や、長時間のデスクワークなど、首・肩・腕に常時負担をかけることにより、筋肉の疲労が回復しない状態が長期化すると頭痛に移行するケースがあります。
原因3.姿勢不良
姿勢不良により骨格が歪み首・肩・背中の筋肉が常時緊張状態になるため、姿勢不良も頭痛の原因の一つになりえます。頭痛・首こり・肩こりはセットで起こることも多いです。
頭痛を治療する際、どこに行くべき?
重い症状が続く場合は、まず筋緊張性頭痛かどうかの鑑別を医療機関で
医療機関でのM R Iなどの検査で筋緊張性頭痛かどうかは特定できます。整体などに行くよりも早めに医療機関で処置を受けた方が良かったケースもあるので、重い症状が続く場合は、ひとまず医療機関への受診をお勧めします。
軽度な筋緊張性頭痛は、接骨院・整骨院へ
筋緊張性頭痛は、頭皮・首・肩・背中の筋肉の緊張がとれると緩和します。仕事など心身に負担をかけたことに対して、定期的に施術を受けて症状をコントロールできる場合は、費用面で接骨院の通院をお勧めします。
筋緊張性頭痛の根本的な解決は整体(自費治療)へ
保険の範囲内だと、どうしても施術時間が限られてしますため、局所的・対処的な治療に終始してしまう傾向にありますが、全身状態を改善して局所の負担を軽減していくという根本治療的な方法論に立つと、やはり一回あたりの施術時間は少ないより多いに越したことはないため、接骨院への通院で持続力が思わしくない場合には、自費治療に切り替えた方が良い場合もあります。
上記の院で治療を受けたけど頭痛が治らない方は…
鍼灸は上記以外の筋緊張性頭痛の改善手法として有効です。鍼灸は、神経や軟部組織にピンポイントに作用させることができるので、手技や整体で改善しなかった場合は、鍼灸が有力な選択肢となります。
観響道の頭痛へのアプローチ方法
1.まず、筋緊張性頭痛かどうかの鑑別を行います。
初回カウンセリングにて今までの経緯をお伺いして、筋緊張性頭痛、すなわち、当院で手に負えるかどうかの鑑別を行います。医療機関で確認をとった方が良いと判断した場合は、医療機関への誘導を行います。
2.筋緊張性頭痛の根本原因の解明を行います。
筋緊張性頭痛と特定ができたら、ストレス性、筋肉疲労、姿勢不良などの観点から頭痛が起こる根本原因に対する施術プログラムをご提案します。
3.再発防止のセルフメンテナンスもセットでご案内します。
頭痛の発症経緯と、施術による改善経緯を踏まえたセルフメンテナンスのプログラムもセットで提供します。
